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先日、美人女史にお会いした際、ひょんなことからアキバの電子部品店、秋月電子、千石電商などの話になりました。「1815」と言って通じるのはレアです。工学部ということで合点。
1815というのは活用範囲が広いトランジスタです。小中学生のころ趣味だった電子工作でよく利用しました。
W研究が専門(?)とのことで、同分野の第一人者で私も何回かお会いしたことがあるT先生の名前を出したところ、T先生と一緒に研究に取り組んでいたIさんのお父さんI先生と親しいとか。私が教わったM先生のこともご存じでした。
「ヒカルさんのエンジュクブログ読んでます」と言っていただき、実際の所は「見たことがある」という程度でリップサービスだったとしてもうれしく思いました。
化学実験や電子工作をしていた子供の頃から前職に入社してしばらくまでは、自分ではスペシャリストタイプだと思っていました。しかし今は、執筆、講演、私塾、投資、そしてBIなど社会活動まで、幅広く取り組んでいます。
実は1815のように汎用的なタイプだったのかもしれません。
そんなことを考えさせてくれる楽しい会話でした。
ひとつ前のエントリーで、メディアの報道について触れました。
メディアは、嘘をつこうとしているのでもなく、ポリシーを持っているわけでもなく、視聴率や経済的合理性に基づいて番組作りをします。
次のA群、B群どちらの番組が視聴率が取れると思いますか?
A群
・麻生家の偉大なる系譜
・ホリエモンのIT業界への多大なる貢献
・朝青龍 日本人よりも日本人らしい力士魂
B群
・また間違えた! 漢字も空気も読めない麻生に日本は任せられない
・ホリエモンに有罪判決、ライブドア株購入被害者の声
・朝青龍引退か? 再び事件を起こした乱暴横綱
B群の方が注目を集めるでしょう。
事実に関わらず、視聴者の期待を満たす方が視聴率を取ります。
戦時中、日本優勢の新聞記事ばかり書かれたのは、国の方針というよりも、その方が売れたからです。
メディアの意見に流されるというのは、多数のベタ側に回ることなので、投資的にはよろしくはないでしょうね。
かといって、麻生信者、ホリエ信者というオタ目線もさらに困りもの。
ある銘柄が上がという記事があれば、それを読み、その裏を読んで、最後にトータルの判断をする。
中道をいくメタ思考。
全てはこれです。
そしてオタやベタに倒れそうになったときに、さっと気づかせてくれる、それがサティです。
先日ある方が、著名人(仮に麻生首相、実際にはスポーツ選手)に対して、マスコミ報道通りの認識を持っていました。
「麻生さんは漢字読めないし、偉そうだから嫌い」
これは、ベタ・オタ・メタ理論で言うところのベタの視点です。
物事には、良い面、悪い面など、多面性があります。
しかし、一般的にどちらかの見方に偏る人が99%です。
株価も、上昇する方にバイアスをおいてみるか、下落する方にバイアスをかけるかどちらかです。
あなたが人生を上手に生きるには、その両面を見る必要があります。
そして、それは簡単な方法でトレーニングできます。
ステップ1
自分が「絶対正しい」と思っている意見を挙げる。
ステップ2
その意見を否定する立場(オタ)に立って、全力で否定する根拠を挙げる。
以上です。
「麻生さんはよくない」と思っていても「麻生さんは素晴らしい」という根拠をできるだけ探すのです。
もし、自分が自分自身のオタ的見解が優勢になってしまったら、今度はオタの意見を否定する立場に立ちます。
これを繰り返すと、ベタ的意見と、オタ的意見のどちらも単なる思い込みの意見であることに気がつくことができます。
様々なテーマについてこのトレーニングをすることで、今まであなたが信じていたもの、今信じているものがどんどん崩れ去ります。そして物事の本質が見えてきます。
その時、「ああ、自分はなんで何の根拠もなく、自分の意見にこだわりをもっていたのだろう」と思うようになります。
他人のベタ、オタの意見についても「その反対意見もあるんだよ」と心の中で思うようになります。
これができるようになれば、投資において225先物が上に行くのか、下に行くのか、その銘柄が上がるのか下がるのか、客観的に判断できるようになります。
トレーニングによって、自然にメタな視点に立って、投資判断を行い、利益を上げて下さい。
■問題
あなたは、自宅から5分歩いたところの書店でよく本を買っていました。
最近、自宅の隣に本屋さんがオープンしましたが、定価よりも10円高く売っています。
さて、あなたはどちらの本屋さんで本を買いますか?
■正解
あなたが好きな方で。
心理的には、定価より高く売る本屋さんで本は買いたくありません。
そこで、遠くの本屋さんで買い物をしたとします。
往復10分ですから、時給60円で本を取りに行くアルバイトをしたと考えることができます。
歩けばエネルギーを消耗しますから、その分のカロリー摂取するのに、食物によっては10円以上の費用が発生します。
(運動になる、というメリットはあります)
定価よりも10円高いのは嫌だと思って、今までと同じ本屋さんに行くならば、結果的に10円以上のコストを払うことになります。
もし、時給1200円で働いている人がいたとするならば、10円節約するために、200円も支払うことになってしまいます。
であれば、10円のコストは払って、節約できた時間で仕事をしたり本を読む方がよいでしょう。
しかし、あとは「定価より高い」という心理的コストの部分。
つまり、不満を持つ気持ちが強い人は、より高いコストを払ってでも、自分がストレスになることを避けようとします。
これは投資における、行動心理学とからめて考えることができますね。
ある人が、アフリカの狩猟生活を送っている村に行きました。
村人はみな、非常にやりの扱いが上手でした。
オリンピックにスカウトできるのではないかと、村一番の名人に会うことにしました。
早速、名人に投げてもらったところ、全然距離が出ません。
村人たちに、本当に彼が一番なのかと聞いたら、「そうだ、誰も彼には敵わない」。
そこで、実際の狩りを見学することにしました。
すると、名人は、獲物のものすごく近くに寄ってから槍を投げ、獲物を仕留めていました。
先進国の人々は、一番遠くまで投げる人が一番偉いとしています。
彼らにとって、名人は、一番短い距離投げるだけで仕事を終える人です。
この話は、投資家に教訓を与えます。
多くの投資家は、できるだけ長い時間を費やしてでも、「稼げば稼ぐほど偉い」という誤ったフレームにとらわれている例は少なくありません。
もちろん、投資自体がゲームとして楽しいという人はそれでも構いません。やりを遠くに投げるのも楽しいゲームです。
しかし、楽しむことを目的とするのでなく、仕事や運用として考えるならば、できるだけ短い時間だけを費やして、必要なだけ利益を上げるのが効率的です。
間違った常識、またの名を思い込み。
フレームを外したとき、自由な生き方ができます。
私も予約しています。
楽しみです。
新型iPhone発売。
→店頭が混み合う。
→その模様をメディアが取りあげると視聴率が取れ、SBMも喜び、視聴者も見て楽しい。
→関連銘柄が・・・
個人投資家なら、こういった流れを踏まえて、関連銘柄を探す、という感じです。
やっぱり、タッチパネル関連??
銘柄あればコメントお願いします。
世界的な経済危機の最悪期は過ぎ去った=ソロス氏
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities2/idJPnJS840365020090621
ソロス氏のこの発言について、よいとか、わるいとか、当たってるとか、外れているとか、そういう議論しても、利益になるでしょうか?
なりませんよね。
この発言(もしくはありとあらゆる情報)を受けて、「自分はどう売買するのか」だけが重要であることを、誰しも知っています。
効率というのは、「やらなくてもいいことはやらない」というだけ、ということを誰しも知っています。
それがわかっていても、つい勝手なストーリーが始まり、勝手に予想や妄想が止まらなくなってしまう。
やれソロスは当たった、やれソロスは発言が遅い・・・
そんな風に振る舞ってしまうのは、人間でありつつも、誰もが、動物的な情動を抱えているからです。
情動が、反射的に、無駄な妄想、無駄な時間、やみくもな売買へと導いてしまいます。
しかし、そこから脱するのは難しくありません。
自分が動物的であることに対する悲しみ。
動物寄りの人間ではなく、人間寄りの人間として、生きたいという願い。
それだけあれば、情動に負けることなく、あなたの売買に集中することができるようになります。
結果として、効率的な売買、効率的な生き方ができます。
難しくないです、願うだけです。
コメントを頂きました。
> 新田さん、はじめまして
>
> > システムトレードで最大ドローダウンが重要だと思っている方は、
> > この一文から多くのことを学べます。
>
> 新田さんが引用している文章だけですと、
> 柳橋さんが「最大ドローダウンは目安程度で良い」と言ってるよ
> うに思えなかったのですが、
> どのような理由で、重要ではないのでしょうか?
>
> 柳橋さんのメルマガを読んでないので理解できなかったのかもし
> れませんが、
> そちらのブログの方には「最大ドローダウンが重要でない」とい
> う理由が、ちゃんと書いてあるのでしょうか。
投資家として望ましいスタンスは、私がとか、柳橋さんがとかではなく、あなたが、最大ドローダウンをどう理解だと思うんですよね、あなた自身のために。
最大ドローダウンを目安程度ではなく、もっときっちりとしたリスク管理に使える、重要だと考えるとして、その理由、根拠はどういったものでしょうか?
そういう思考が、投資脳を向上させてくれます。
もし、よければ、理由や根拠をコメントいただければ、回答できるかと思います。
頑張って下さい。
コメントの方法はこちら
http://hikaru.enjyuku-blog.com/archives/2009_05_post_131.html
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